今回は、眉毛サロン、美容室、セルフで行うのでは何が違うのかについて解説いたします。
眉カラーをみなさんはしたことがありますか?
最近は眉毛サロンを始め、眉カラー専門店までありますよね?
『一体何が違うのだろう?』そう思う方も多くいらっしゃると思います。
サロンや専門店、セルフでやることや何が違うかをわかりやすくプロが紹介します!
(やり方動画も載せています!)
眉カラーとは?やり方動画
出典:YouTube
眉カラーとは、名前の通り、眉毛をカラー材で染めることを言います。
ちなみに、市販でのセルフヘアカラーもサロンのヘアカラーも主成分はほとんど同じです。
え、ヘアーサロンはぼったくりでは?
と思われるかもしれませんが、知っている方もいると思いますが、髪の毛は場所や毛量や髪の毛の履歴を考慮して薬液を使い分けたり、時間で調節したりするので、サロンでの金額は主にそういった部分の費用になります。
眉カラー剤の成分のサロンと市販の違い
最近は、サロン専売品と呼ばれるものも、○ルカリ、○天などにも販売されるようになっています。
まぁ、プロとしても発注漏れの時は非常にありがたいのですが、市販とは大きく違う点がいくつかあります。
(先ほどほとんど同じとお伝えしましたが、それでも違う部分はあります。)
成分の違い:1
まず、成分が違います。
サロン用は、メーカーによりますが、アルカリ剤にアンモニアを使用するために臭いが結構します。
サロンで勤務している方は、嗅覚が麻痺してくるのでわからないのですが、市販のものに比べて、サロンの方が臭いがします。
(ただ、最近はサロン用もメーカーの努力で大分臭いがしなくなりましたが。)
市販のセルフカラーはサロンと比べて早い段階で『売り文句』として、臭わなくなったや臭いが少ないを売りにして販売しています。
これは、アンモニアではなく、違う成分のアルカリ剤を多く使用しています。
(市販のものでもアンモニアは入っていますが、配合量が違います。)
アルカリ剤は毛のキューティクルを広げて薬を毛の内部に浸透させるものです。
臭いが少ないならアンモニアでなくてもいいじゃん!と思われますが。
アンモニアは臭いがする=揮発しています。
そのため、毛の中に入っても時間と共に早く揮発してなくなります。
そのため、残留することがないので、ダメージが継続しづらいです。
逆に臭いが少ないということは、毛の内部に残留していることになります。
そのため、ダメージが継続してしまいます。
成分の違い:2
次に明るくするための強さが違います。
市販のものはセルフで誰でも簡単にできるように作られています。
そのため、一度目に見えない部分で、かなり明るくしてから、濃い染料で染めてパッケージの色になるようにしています。
サロンの場合、毛に合わせて配合を変えたり時間を調節したりと、薬の強さに頼らないようにします。
この二つが大きな違いです。
眉カラーはサロンとセルフ【市販】は違う?眉毛カラー専門店は?
では、先の項で薬の成分でも大きく違うところを解説しました。
それ以外にもサロンとセルフの違いを紹介していきます。
眉カラー市販薬のセルフカラーと眉毛サロンのカラーは違う?
セルフカラー剤は、誰でも簡単に出来るように作っています。
そのため、薬が強いです。
また、一般の方が眉毛カラーをする場合、染め残しや、希望の色とは違う仕上がりになることも少なくありません。
これは、髪の毛と同じようにそれぞれが持つ毛の色素の違いによって変わってきます。
毛は、黄色と赤色の色素で構成されています。
この色素の割合は人によって違います。
毛が柔らかい場合は、黄色が多いことが一般的なのですが、それでも例外もあります。
また、ハリウッドブロウリフトなどの履歴がある場合はさらに難しくなります。
一般の方がサロン用の薬を使っても同じ
一般の方でもプロ用の薬を購入できますが、お勧めはできません。
なぜなら、一色で使うことが少なく、一色で使用するためには薬は作られていないからです。
髪の毛=画用紙
カラー剤=絵の具
このように考えていただくと、わかりやすいと思うのですが、髪の毛の状態がみんな違うため、カラーの配合が一人一人違ってきます。
そのため、プロ用の方がダメージが少ないですが、その分扱いも難しくなります。
眉毛サロンの違いは?
眉毛専門店との違い
- カラー剤の使用方法の知識の違い
- 眉毛に対する圧倒的な経験料の違い
大きくこの違いがあります。
これは、美容室の眉カラーとの違いにも関係するのですが。
同じ美容資格でも、歩んできた経験が全く違います。
眉毛専門店は、眉毛に対しての経験数が圧倒的です。
美容室で、眉カラーする方は大体1日に1名いるかどうかです。
(お店によりますが)
しかし、眉毛専門店の場合は、毎日数人から10人ぐらいのお客様を担当しています。
この経験の差が一番重要で、一番大きな違いになります。
眉毛専門店の眉カラー
眉毛専門店は、眉毛サロンと比べてカラー剤の種類が豊富なことが挙げられます。
一般の方はご存知ないかもしてませんが、ヘアーカラーにしても、多い店だと100種類以上の薬を扱っています。
色に対して追求する場合、一つのメーカーではなく複数のメーカーの薬を扱っています。
例えば
赤色系だと→ロレアル
青系だと→ミルボン
お客様のもとめる眉毛の色を完璧に再現するためのサロンが、眉毛カラー専門店です。
ヘアーサロンの眉カラー
ヘアーサロンの場合は、ヘアーカラーのついでに行うことが多いのではないでしょうか?
私は、美容室でも眉毛サロンでも両方で、眉カラーをやってきましたが。
正直、ヘアーサロンで眉カラーをするときは怖い。。。
お店によってはシャンプー台でやるかもしれませんが、私が働いていたお店は普通に席で行っていました。
そのため、座った状態で薬を塗るのが、非常に怖かったのを覚えています。
(もし垂れたらどうしよう。。)
と内心ハラハラしながら塗布していました。
薬に関しては同じなのですが、眉毛に集中して作業ができるので安心でした。
あと、座った状態だと見えにくくて、染め残すことも少なくありませんでした。
ただ、ヘアーサロンで眉カラーをするメリットはやはり、コスパがいいことですね!
(ただ、お店によってはやってくれないところもあります。)
セルフ眉カラーで気をつけること
続いて、セルフ眉カラーの注意するべきポイントをお伝えいたします。
眉カラーで気をつけること【肌トラブル編】
まず、眉カラーだけではなく、ヘアカラーでも同じですが、アレルギー反応の可能性です。
今までは大丈夫でも、急にアレルギー反応が起きることもあります。
また、過去に一度でもカラー剤でアレルギー反応が出た方は、それ以降は絶対にしないでください。
治ることは基本的にはありません。
(アレルギーは誰でも可能性があります。油断大敵ですよ)
なので、可能な限り、セルフでもパッチテストを行うようにしてください。
出典:YouTube
パッチテストは、ヘアカラーを使用してアレルギー反応が起こるかどうかをヘアカラーの前にお客様自身で確認できる最も有効な方法です。これまで問題なく使用してきた製品であっても、アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ず、ヘアカラーの48時間前から実施する必要があります。パッチテストの詳しい手順は、お使いになる製品の使用説明書に詳しく書かれています。必ず、使用説明書をよく読み、正しく行ってください。
出典:日本ヘアカラー工業会
このアレルギーを引き起こす原因ですが。
ヘアカラーリング剤の成分は、製品の種類によります。一般的な成分はアンモニア、パラフェニレンジアミン(PPD)、レゾシノールなどです。アンモニアは髪の表面を開き、色素が髪の内部に侵入できるようにします。
PPDは一般的な永久的なヘアカラー剤の一部で、色素分子を形成します。レゾシノールは一部の色素分子を発生させる成分です。
このパラフェニレンジアミン(通称:ジアミン)がアレルギーを引き起こす原因です。
ちなみに、ブリーチやライトナーと呼ばれる染料が入っていない明るくするだけのものにはこの、パラフェニレンジアミンは入っていないです。
(市販の場合は裏面の成分を確認してください)
また、体調によっては赤くなったりすることもあります。
基本的にカラー剤は油性なので、油分でコーティングしていても染まるので、しみる方はオイルやワセリンを薄く皮膚に塗っておくのもいいです。
ハリブロ眉毛のブリーチや脱色についてはこちら
セルフ眉カラーで気をつけること【放置時間編】
これは、よくよく起きることですが、割とセルフ眉カラーをしていて起きることですが、『忘れてしまう』ことがたまにあります。
私も、セルフで眉カラーをしながら別の用事をしたら、そのまま眉カラーをしていることを忘れてしますことです。
この時に、まだ13レベルぐらいならいいのですが、ブリーチの場合は、眉毛がなくなります。
(なくなるというより、あるけど眉毛が見えない)ような状態になります。
求めて、眉毛をかなり明るくするならいいのですが、そこまで求めていないのに明るくなってしまうと、戻すことが難しいので必ずタイマーを入れることをお勧めします。
(一度10分でチェックするといいです。その後追加で5分とかでこまめにチェックしてください)
あと、カラー剤が眉毛についていると暗く見えやすいですが、乾くと明るくなるので、気持ち暗めぐらいで流すのがベストです!
眉カラーで気をつけること【トーンダウンや黒染め編】
いよいよ、髪の黒染めと同じように、眉毛の色を戻したい時ですが、基本的に暗くするのにセルフでやることはお勧めしません。
なぜなら確実に皮膚が染まります。
そのため、眉毛と皮膚が黒くなるので、めっちゃ黒くなった感じがします。
こんな感じになる可能性が高いです⇩
いや、やっぱり似すぎでしょ🤣
二人ともめっちゃカッコいい😍#ケンシロウ#阿部寛 pic.twitter.com/xpEmPA4nel— TORU (@TORU10616924) July 23, 2023
その結果、最悪この眉毛でこのように泣き崩れることにもなりかねないです。
人は苦しむと力が出ません。
仕事も勉強もスポーツも苦しむと負けなのです。
星飛雄馬のように精神論や根性論では悲惨な結果になります。
戦争もそうなのは日本人が一番知っています。#ベーシックインカム で勤労の義務をなくし仕事を好待遇にして国民は裕福になり購買力を上げ好景気になります。 pic.twitter.com/sBbe9NwKwQ
— 金納雅彦 ベーシックインカムとパンとサーカス (@qqyv8cnd) July 27, 2023
なので、セルフ眉カラーの黒染めはNGです。
基本NGですが、どうしてもという場合は、眉毛サロンや美容室で相談してみてください。
できれば、ブラックの眉マスカラで生え変わるまでは乗り切っていただきたいですね。
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眉カラーをする頻度は?
眉カラーの頻度ですが、これは明るさにもよりますが。
大体、月一回ぐらいのペースでいいと思います。
セルフで使っている
薬を持っている
眉毛が明るい
頻繁に色を入れたい
その倍は2液のオキシドールを水と混ぜて、2パーセント前後の濃度であれば、週一ぐらいでやってもいいとは思います。
セルフ眉毛カラーのおすすめアイテム
セルフ眉毛カラーをするときのおすすめは、なるべくサロンと同等のものを使用することです。
まず、髪の毛と同様に皮膚の保護を行います。
このスキャルプサポートは、ブリーチ前の頭皮を保護するために必須のアイテムです。
これを使用するのとしないのでは頭皮が滲みる感じが全く違います。
頭皮が皮膚の中では一番分厚いので、眉毛の皮膚は頭皮以上に滲みます。
スプレータイプなので、私は使う時は手につけて眉毛に塗り込むように使用しています。
次にカラー剤ですが、眉毛は黄色味、オレンジ味が強く出るのでなるべく黄色味やオレンジ味を消してくれるアディクシーシリーズを使用しています。あと、2液も必要ですね。
寒色系までしたいなら、サファイア、オレンジ味や黄色味を消したいならグレーパールがおすすめです。
ただし、9レベル以上にしておかないと皮膚が染まることがあるのでご注意ください。
サロンと市販は違う?【眉毛カラー】セルフと眉毛サロンの違いのまとめ
今回は、サロンと市販薬の眉カラー剤の違いや、セルフ眉カラーをするときの注意点について紹介いたしました。
明るいカラーが好きな方だと、眉カラーは必須かもしれませんね。
しかし、アレルギーのリスクもあるのでくれぐれも注意して行っていただきたいです。
また、ヘアカラー剤はあくまで髪の毛に使用するものなので、自己責任で行なってください。
ちなみに私も、20代前半の頃は、何をしても頭皮も眉毛も痛くなかったのですが、30前後から痛くなるようになりました。
というところで、次回は脱色やブリーチについても詳しく解説しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。