今回は、アイブロウサロンで行っている間引きについて解説していきます。
これを見てくださっている方の中には、間引きの施術を受けた方もいらっしゃると思います。
なんとなく、毛量のバランスが悪いから間引いてもらった方も多いと思いますが、間引きのメリットはそれだけではありません。
逆に間引きをする時の注意点もありますので、その辺りもお伝えいたします。
アイブロウサロンの間引きって何?
眉毛も髪の毛と同じように毛流れがあります。
毛流れはどんな人もあり過去の記事でも、眉尻が跳ねる人が多いとお伝えしました。
(生え方や毛流れが気になる方は右側のハリウッドブロウの記事もお勧めです)
ただ、眉尻だけではなく眉毛全てに毛流れはあります。
例えば、上画像のように大体右に流れていても、数本は違う毛流れになっていることがあります。
その毛流れに沿わない眉毛が、全体の毛流れを崩してしまうことで、毛の流れにムラが生まれて、全体の色のバランスを崩してしまいます。
そのため、毛流れに沿わない眉毛を抜くことで綺麗な眉毛の形を作り、全体の色のバランスを揃えることができます。
毛流れを整えるための間引き方:技術者編
アイブロウサロンで、施術する場合はアイブロウ用のブラシやコーム(クシ)を使用して、全体の毛を、上下左右にときます。
そうすることで、眉毛と眉毛の絡まりや癖が少し落ち着くことで自然な状態の毛流れになります。
その時に、眉毛が集まっている部分をよく見ます。
眉毛を何度もときながら、見ていくと全体の流れとは違う向きに流れる眉毛を見つけることができます。
その、全体の流れとは違うところに流れる眉毛を抜いていきます。
実際にやったことがある方はわかると思いますが、かなり神経を使います。
よく見て、ブラシで手前の眉毛を立ち上げて、そこから毛流れに沿わない眉毛を一本ずつ抜いていきます。
この時に、おすすめなのは先端が細く平たいものを使うことで細かい作業を行うことが出来ます。
お店やスタッフの方次第ですが、毛抜き(ツイザー)一つでもいろいろな種類があるので使い分けることも大切と思います。
美容師のハサミと同じだと思います。
美容師のハサミも、
手の大きさ
- 髪が濡れてる時に使うもの
- 髪が乾いている時に使うもの
- 乾いている時にすくために使うもの
- すくためのもの
多種多様なハサミを使い分けますよね?
道具にはしっかり拘って使う方が、仕事のスピードもクオリティも上がるので道具は大切だと思います。
弘法筆を選ばずと言いますが。
実際は、めちゃくちゃ筆を選んでいたそうですよ。
なので、しっかりと間引きを行うためには、いい道具を揃えることも大切でしょう!!
毛流れを整えるための間引き:セルフケア編
私もお店で間引きをしますが、かなり難しく、先にお伝えしたように神経も使います。
なぜなら、熟練のアイブロウリストでも必ずいう言葉が
『眉毛の一本はかなり大事』
この言葉の通り、必要な眉毛を1本抜いてしまうだけでも、穴が空いてしまいます。
しかも、一度抜いてしまうと、1ヶ月近くは生えてこなくなるので、元に戻るまでに時間がかかります。
美容師だと、髪の毛1本でお客様の印象を良い意味でも、悪い意味でも変えることはできません。
なぜなら、髪の毛は10〜15万本生えているので、1本抜いたり切っても何も変わらないからです。
しかし、眉毛の場合は1本1本の重みが違います。
(眉毛は大体片側で500〜700本生えています。)
本数のイメージだと多いように感じますが。
そんなに多くはありません。
なので、セルフケアで間引きをするときは、鏡の前でよく見て抜くことですが、何度も眉毛をといて、毛流れを確認し根本をしっかり毛抜きで掴んだら、眉毛を抜く前に一度動かしてみてください。
(この時に誤って抜かないように注意です)
そして、動いた毛先が本当に毛流れに沿っていないかを確認してから抜くようにしましょう。
(本当に注意してください)
アイブロウサロンで間引きを受ける時の注意点
間引きの注意点:1
痛みは覚悟しておく
周りの毛を抜く時よりも、しっかりした毛を抜くため普通の処理をする時に比べて痛いです。
間引きの注意点:2
可能ならホームページやホットペッパーで熟練の担当者を指名する
間引きは簡単な施術ではないので熟練の方に担当いただく方が穴が開くことなどのリスクが少ないです。
あまり経験のない方に担当されると失敗される可能性があります。
全体を整える場合はそこまで問題ないですが、穴あきはその後、書き続けるなどセルフケアの時間が必要になり、せっかくサロンに行ったのに手入れが楽にならないことを考えるとこのリスクは避けておくべきと思います。
間引きの注意点:3
サロンの施術時間を確認しておく
これは、お客様側からすると、『タイムイズマネー』なので早く終わらせて欲しいというのは大きいと思います。
特に、アイブロウはヘアーサロンとは違い
- 仕事が早く終わったから
- 予定がリスケになって時間ができた
- 予定が早く終わった
など隙間時間を利用する方が多いです。
しかし、仮に30分で間引き込みで行うサロンなら正直やめておいた方がいいと思います。
私も現場で施術しますが、30分はかなり急いでしなければならないので、丁寧に余裕を持ってできる時間ではないです。
※ただし、いつも担当してもらっている方がいる方は別です。
間引きの注意点:4
メニューをよく見ておく
これはよくあるトラブルなのですが、間引きが通常の施術料金に含まれているか、それても追加料金なのかはしっかり調べておいた方がいいです。
私のお店は、紛らわしくない様に、間引き用のメニューを作っていますが、わかりにくいメニュー表記をしているサロンがあるのも事実です。
お店によって200〜500円ぐらいが相場ですが、高くはない金額とはいえ、後出しで追加料金を言われるのはいい気はしないですよね。
なので、間引きが料金に含まれているのか、それとも別なのかは見ておいた方がいいです。
(わからない時は、ホットペッパーの予約時の備考欄に間引き希望と書いておくといいです)
間引きの注意点:5
口コミは絶対に見ておくこと
これは、絶対に見ておくことをお勧めします。
特に悪い口コミを確認して、間引きや技術的に悪い口コミが複数入っているスタッフは避けた方がいいでしょう。
1つ2つは、デザインやイメージのすり合わせが上手くいかなかったことでそういった口コミが入ってしまうことはありますが。
極端に、1や2の口コミが多いスタッフだけは絶対に避けた方がいいです。
口コミについてはまた詳しく解説いたします。
以上の5点を気をつけておけばそうそう間引きを失敗されることはないと思います。
間引きがおすすめの人
間引きがおすすめな方の特徴としては
- 眉毛が濃い
- 眉毛が太い
- 眉毛に癖がある
方はおすすめです。
特に癖がある場合に間引くと、毛流れが整うので眉毛の形が綺麗になります。
間引きをおすすめではない人
間引きをおすすめできない方の特徴としては
- 眉毛が細い
- 眉毛が薄い
このような場合、抜くと眉毛のボリュームが少なくなってしまうため、間引いてしまうよりは、カットで整える方が無難です。
ただ、毛流れを整える場合は1本だけ抜く場合は問題ないです。
他にも、眉毛の抜きすぎで、毛母細胞の深くが傷つき眉毛が生えてこなくなる可能性は0ではないので、この点は注意する必要があります。
間引きのQ&A
眉サロンって眉毛の間引きは絶対してくれますよね、?
出典:Yahoo!知恵袋
先日初めて行く眉サロンで眉ワックスの施術を受けたのですが、間引きに別途560円取られました。 今まで間引きが別料金だった眉サロンに行ったことがなかったので驚きました。 間引きが別料金のサロンはよくあるものですか? ホットペッパーで予約して、支払いをポイントから500円分払っているので、丁度その額取られたのかな?とも思ってしまいました。(絶対有り得ませんが…) 詳しい方よろしくお願いします。
出典:Yahoo!知恵袋
眉サロンの「ハリウッドブロウリフト」と「間引き」は同じようなものですか?
眉が濃いのがコンプレックスなのです出典:Yahoo!知恵袋
このように、間引きについての疑問が挙げられています。
Q&A:その1
アイブロウサロンでの間引きの料金やサービスはお店によって違います。
間引きが料金込みのお店もあれば、別のお店もあります。
特に値段の安いお店だと間引きが別のサロンが多いのではないでしょうか?
わかりやすく伝えると、美容室でシャンプー料金が込みと別途があるのと同じですね。
Q&A:その2
ハリウッドブロウリフトと間引きは同じ?
結論から伝えると全くの別物です。
ハリウッドブロウリフトは、髪の毛のパーマみたいなもので、眉毛の形を変えるものです。
間引きは、眉毛の毛量を抜いて減らす施術です。
どちらも全く違う技術なので、両方行うとかなり綺麗な眉毛が作れますよ!
アイブロウサロンの間引きのまとめ
今まで受けた方も、これから受けようと考えられている方にもお伝えしたいのは、注意点は多いですが、本当に上手な人に間引いてもらえると、眉毛の形がかなり変わります。
そのぐらい大きな結果が出る技術なので、その分失敗されるとそれなりに大事になるのですが、できる限り多くの方の眉毛がいつも綺麗を維持できる参考になればと思いお伝えさせていただきました。
次も眉毛にまつわる情報を発信しますので、少しでもお役に立てば幸いです。