今回は、ハードワックスについて紹介します。
多くの眉毛サロンは、眉毛の脱毛とセットで、顔脱毛も一緒に行ってくれます。
(大体別料金かセット価格になっています)
そこで、今回はハードワックスの取り扱いや、メリットデメリットについてお伝えしていきます。
また、アレルギーについても気になるからがいらっしゃると思うので、パッチテストについてもお教えします!
ハードWax(脱毛)とは?
主な用途としては
顔全体(眉毛以外)に私のお店では使用しています。
ただ、状況によっては眉毛に使う場合もありますが、全てのお客様の肌の状態やデザインによってハードWAX、ソフトWAX、テープWAXを使い分けています。
ハードWAXもソフトと同様に水性と油性があります。
1:油性ハードWAX
油性のハードWAXは水性に比べて脱毛力が強いです。
そのため、産毛や固い毛もしっかりと脱毛することが可能です。
価格も安価なため、お店でも比較的容易に導入することができます。
ただし、ソフトWAXの時にもお伝えしたように、油性には松ヤニを使用していることもあり、アレルギーを起こすことがあるので、松ヤニを使用しているものを使用する場合はパッチテストを行う必要があります。
2:水性ハードWAX
ハニーWAXやシュガーWAXと呼ばれることのあるWAXです。
油性に比べると肌への負担が少ないので、初めてWAX脱毛をする方にはお勧めです。
・肌についてもぬるま湯で落とすことができる
・敏感な部分にも使用することが出来る
油性、水性それぞれのデメリット
油性のデメリット
・肌に残るとオイルクレンジングで落とさなければならない
・髪の毛につくと大変なことになる
水性WAXのデメリット
・脱毛力が強くないので、1cmぐらいの長さが必要
・長さが必要なため、自己処理をするタイミングが難しい
このような点が挙げられます。
ハードWAXがついたら取れない?
ハードWAXがついてしまうと大変なことになります。
私も友人に練習で一度つけてしまったことがあります。
正直、終わった、、、
髪を全て切り落とさなければいけない、、、
もう胃が痛くて吐きそうでした。
ただ、最終切るしかないと思い何か方法はないかと考えました。
そこで、友人に話て、実験させてもらうことに。
1:ひたすらオイルをつけてみた
理由、皮膚についた時と同じように、WAXを除去出来るかどうかを試しました。
塗布量を多くした理由は、髪とWAXの隙間に浸透するかもしれないと思ったので。
→×
2:爪で砕く
ハードWAXは名前の通り固いので、冷えて固まったあと、爪で切れ込みを入れてそのまま断面を潰すように細かく何度も繰り返しました。
→○
結果、粉々になりオイルをつけることで、滑らかに取ることができました。
結論
もしこの記事を見られたということは、何かしら同じような問題が起きてしまった方と思います。
経験からお伝えできる事は、まず不安にならずに落ち着いて対処することが1番大切です。
こちらが不安になるとお客様も不安になってしまいますので、まず冷静に付着部分にオイルをつけて、下にタオルを敷き、少しずつ爪で潰すようにすれば5〜10分ぐらいで外すことができるので安心してください。
ハードWAX脱毛を顔の施術に使う場合の注意点
施術としては、
- ・基本は上から下に向かって塗布します。
- ・ハードWAXはしっかりと温めないと溶けないので、温度に注意してください。
(温めすぎると火傷の危険性もあります) - ・WAXをつける前に必ずベビーパウダーで皮膚を保護する
- ・慣れない場合はフェイスラインから方にかけて、タオルを置いて保護しましょう
- ・剥がしたらすぐに手で抑えましょう。(そのほうが痛みが和らぎます)
この辺りは、ハードWAXを使用するために絶対に守っていただきたい部分になります。
ただ、施術した後は、肌の透明度が上がり、化粧のりもよくなります。
WAX施術を行なった後は、必ずオイルで綺麗に拭き取り、保湿ジェルで肌を保護しましょう。
(WAX後は肌が敏感になっていることや、乾燥しやすいです)
ご自宅に戻っても、2〜3日はいつも以上に肌の保湿を行うとBESTです。
ハードWAX(顔脱毛)をする部分
- おでこ
- こめかみ
- ほほ
- 口周り(私のお店はメンズはなし)
- 小鼻
- フェイスライン
です。
ポイントでされる方は大体、ほほか、おでこをされる方が多いですね。
※女性は髪の生え際に産毛が生えます。(男性は生えません)
そのため、こめかみ、おでこにWAX脱毛をする場合は、どこまでするかをお客様に伝えておくことも大切と思います。
(生え際にうっすら産毛がある方が女性らしいです)
ハードワックスの時のアレルギー反応に対するパッチテストとは?
パッチテストは、皮膚に特定の物質を貼り付け、その物質に対するアレルギー反応を調べる検査法です。
WAX脱毛時にパッチテストが行われる場合は、脱毛する前にWAXに含まれる成分を含んだパッチを皮膚に貼り、数日後に剥がして、皮膚に何らかの反応が出ていないかを確認することが目的です。
この検査によって、WAXに含まれる成分に対するアレルギー反応があるかどうかを事前に調べることができます。
もし、パッチテストでアレルギー反応が出た場合は、WAXを使っての脱毛は避け、代替の方法を考える必要があります。
ただし、パッチテストでアレルギー反応が出なかったとしても、WAXを使用することでアレルギー反応が出る可能性はあるため、注意が必要です。
パッチテストは,原因として疑われ るアレルゲンを少量皮膚に塗布または貼布して, 皮膚炎を再現させることでアレルギー性接触皮膚 炎の原因物質を検出する検査法である.出典情報元:重篤副作用疾患別対応マニュアル
ハードワックスのまとめ
今回は、顔脱毛をする時に使用する、ハードWAXの取り扱いについてお伝えしました。
慣れるまでは不安なことも多いですが、その分お客様が感動して喜んでくれることもお多いので、沢山練習して、技術を身につけることが出来れば仕事が何倍も楽しくなると思います。
眉毛の剃ってはいけない部分はどこ?男性と女性の違いや失敗しない方法を紹介!
ワックス脱毛と毛抜きに違いはあるの?眉毛のワックス脱毛の種類について紹介!